100ドルノートPC。1万円そこそこのPCです。
開発途上国の子供たちに低価格のPCを提供するという「One Laptop Per Child(OLPC:すべての子どもにラップトップを)」の目標が、また一歩実現に近づこうとしている。
OLPCのプロジェクトは、MITのMedia Labを設立したNicholas Negroponte氏が2005年に発表したものだが、同プロジェクトではインドや中国、ブラジル、ナイジェリアといった国々の大勢の子供たちに、学習のためのツールとしてPCを提供することを目標に掲げている。参照:100ドルノートPC、実現に向け一歩前進--オレンジ色のプロトタイプも登場
かわいらしい!
OLPCのコンセプト通り、子供にプレゼントしたくなる風貌です。
その壮大なコンセプトもさることながら、この価格帯と風貌について。
PCの入れ物のイメージをAppleがぶち壊してから10年。SOTECやら何やらのパクリデザインが市場を賑わしておりましたがAppleやVAIOを代表するデザイン重視のハードウエアとそれ以外のビジネスPCという構図は今のところは変わっていません。結局のところ「PCは安いとなんか心配、耳慣れない会社はなんか心配」という購買者の性格を変えられなかったのではと思います。
ただ今回の100ドルPCに代表されるように実際にはコストの縮小化は進んでおり、2台目3台目として「動けば良い」、「収益の半分をOLPCに寄付したい」という購買層の細分化も確実に進んでゆくんだと思います。
僕個人で言うとPCは「使いやすい」、Macは「スティーブ・ジョブズがかっこいい」という2択のイメージが強く、普段は使いやすいPCばかりを使っています。
そこへ100ドルPCのような新たな切り口の商品が出てくると単純に楽しい気持ちになります。
話は少し変わりますがMedia Templeという、いわゆるデザインポータルサイトがこぞって利用するサーバホスティング会社があります。日本人は英語が読めないからなのかそういった流れとは無縁ですが、自分のサイトにPowered by Media Templeというロゴを表示することが英語圏のかっこいいサイトのひとつの形となっており、Media Temple社もそういったデザインポータルサイトを厚遇したサーバ環境を創成期より築いています。
言語という鎖国環境に身をおいてきた日本にもここにきてMedia Templeを彷彿とさせるhetemlというサービスが出てきました。その裏側にはもちろん大資本企業が見え隠れしていますが。
購買者側の細分化という準備は徐々に整ってきていると思うのでこういったマイノリティの切り口を掲げるサービスが今後増えてくるといよいよ楽しくなってくると思います。
Comments
100$で買えるのか…
凄いコストパフォーマンスだね。
ところで、随分装い変えたんだね〜。
だいぶ読みやすくなりましたって感じですね。
とても洒落てますね。
お、草野。
先日は備忘録メール送っちゃってスマンね。面白かったけど。
リニューアルは全然進みません。一応7/31全面公開予定。