私の唯一の定期購読週刊誌、週間サッカーマガジンの巻末、「時の鏡(miroir du temps)」。
本人?
ジズー、ロナウジーニョ。
アメリカワールドカップ予選で初めてサッカーを意識した私にとってファンタジスタはこのふたり。
知りうるキーワードは「神の手」、「トータルフットボール」。
もちろんサッカーは遥か昔よりスペクタクルであり、名選手、名物監督は10年なんてもったいぶった期間を置かずに傑物を供給し続ける。
フランスフットボール誌の元編集長である氏のコラムを読むことでデスティファノ、プシュカシュを知った。
片肺の一流選手、隻眼の得点王。天才に宿る烈しい気性と反骨精神。一流の反骨精神は決して折れることを知らない。
フランス語がどういったものなのかは計りかねるが氏の寄稿する表現はフットボールを蕾の萌芽や切り落とされた歴史の断面にまで昇華させる。
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