100ドルノートPCの最新試作機
提供:Stefanie Olsen

 それから約2年が経過し、OLPCは、台湾のノートPCメーカー廣達電脳(クオンタ)が中国上海にある同社の工場で開発した実用レベルの試作機を受け取った。そしてOLPCは15日、発展途上国における事業の可能性や社会変化について議論するために召集されたハイテク企業の幹部らに同試作機を披露した。
参照:100ドルノートPCの最新試作機を発表--製造コストが難点 from CNET Japan

プロジェクト提唱から2年、いよいよ実用レベルの試作機が登場。

100ドルPCという名称が耳に残り、最初のうちは何となしに関連記事を追っかけていたのですが、今ではひいきのサッカーチームを応援するように、プロジェクトの成功を祈るばかりです。

今後のマイルストーンは

2007年第2四半期末までに、同ノートPCをリビア、ナイジェリア、ブラジル、アルゼンチンの子どもたちにいつでも届けられる段階まで整える計画
2008年までに(製造コストを)100ドルまで引き下げるのが目標
とのこと。

人々をいろんな意味で惹きつけるプロジェクトが産声を上げ、経済的、技術的な壁を喝破せんとするこの状況に、「全ての物事は政治、経済、芸術の3つの柱を礎に立つべきだ」というようなことをおっしゃっていた故岡本太郎氏の言葉を思い出させます。
先日訪れたアルゼンチンとボリビア国境近くの村ウマワカで、鼻と口の間のスペースに鼻水と鼻くそが見事にこびりついた小学生がMy携帯電話を使っているシーンを目撃し勝手に驚いていたんですが、その小学生がインカの古の石段に腰掛けて右クリック左クリックする状況にまた一歩近付いたということです。

11/22続報記事:100ドルPCプロジェクト、最初の1000台製造に成功 from ITmadia


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