日本国憲法 東京番外地

日本国憲法

「守る」という意識が戦争を引き起こす。僕は記したい。こんな憲法があった時代に、自分が生きていたことを-。相当に気が早い現行憲法への鎮魂。『Quick Japan』連載に加筆・修正して単行本化。

東京番外地

要塞へと変貌する東京拘置所、静謐な祈りが満ちるイスラム寺院、再開発の喧騒に埋もれる食肉市場、61年目を迎えた戦禍の慰霊碑…。第一線の映像作家が辿る、都会の境界。不夜城のネオンにふらつき、ドヤ街の路上で酒を呑み、炎天の雑踏に漂い、そして隣人たちの息吹を感じる。現代の15の情景を活写した極私的ドキュメント。

大村益次郎像東京番外地」は短編集みたいなものなので、森達也さんの本をほとんど読んでいる人にとっては論法や引用に目新しさはないです。そもそも著作に玉虫色の目新しさを求めていたらマズイわけですが。
現在個人的に第二次世界大戦中の日本人、日本軍が気になるようで、その辺の記述が興味深かった。
年始に靖国参拝をし大村益次郎像の台座ってなんでこんなに高いの?と思っていたのですがその辺の話もチラホラ。眉毛の太さについては触れていないのですがほんとにこんなに太かったのかしら。

日本国憲法」は久しぶりにワンテーマの読み物で面白かったです。このエントリーとこのエントリーは最近読んだ本のうち面白かったものだけを紹介している(当たり前か)んですが、面白い本一冊だけ!と言われたら「日本国憲法」がオススメ。自分で買って読んでください。


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